第5章 endless loop




 今日はいい天気だ。
僕は昨夜、トイレで寝たせいか、体中から異臭がする。そして肩が重い。
それはいいとして、確か今日は王様と謁見する日だ。そして、僕とレナは
税金の無駄遣いともいえるようなでかい城へ入る。

「あの〜、王様と謁見したいのですが。」

「お名前は?」

「レナ・ランフォードです。」

 とりあえず、僕はこの世界の事は良くわからないので、全部レナに任せ
ることにしよう。かなり不本意だけど。

「レナ・ランフォード様ですね。そちらのおつれの方はバンダナ厳禁ですの
で、こちらを着用してください。」

 受付の兄ちゃんがそう言い、僕はハゲ頭のかつらを受け取った。そして
それをレナに無理矢理着用された。

「アッハッハ!似合うわよクロード。」

「似合いますよ。ププッ。」

 僕はレナと受付の兄ちゃんに激しくムカついた。




謁見の間

「おお、レナではないか。」

「お目にかかれて光栄です。」

 どうやら、レナと王様は知り合いの様だ。

「それで、何用で。」

「はい、ソーサリーグローブの調査をしているのですが。」

「あっそ。」

「・・・・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・・・・」













クロスの城下町

「いいのかい?王様をタコ殴りにして。」

「いいのよ。」

 いや、よくないだろ。とか僕は思ったがそれを口に出すとレナから
暴行を受けてしまうので、僕は言うのをやめた。
 そして、僕とレナは城から奪ってきたお金で食べ歩きをしていると
広場のほうで人だかりを見つけた。

「いいかげんにしてくださいな。私は忙しいんですの。」

「うるせい!さっさとその地図をよこしやがれ!!」

 広場では、変な三角帽子をかぶり頭と肩の周りを輪っかがクルクル
回っており、かなり危ない格好の露出狂女と北斗の拳にでもでてくる様
なザコ顔の男が喧嘩をしている。

「死になさい。ファイアーボルト六連!!」

ドキューン!!x6

「グハッ!x5」

「ブヒャッ。」

 露出狂女はいきなり火の玉を6発放ち、男を焼き殺した。
ってゆーかこの世界、人命軽視しすぎだよ。しかも、この僕に一発当た
ったじゃないか。自慢の金髪が台無しだよオイ。
そして、露出狂女が僕の方に近づいてくる。

「大丈夫ですの?」

お前の頭のほうが大丈夫かよ!?

「別にクロードなら何回死んだっていいじゃない。」

 いやレナ。君が言ってることは根っから意味不明だよ。
人は一回しか死ねないんだから。そんなことより僕を心配する心は無いの
かい?

「さっきはごめんなさいませ。私はセリーヌ・ジュレス。よろしく。」

「よろしくじゃねーよ!この売女が!!」

「ところで、あなた達はソーサリーグローブの調査をしているらしいですわ
ね。」

 この露出狂セリーヌさんは何故そんなことを知ってるんだ?
まさか、銀河連邦の掃除屋か!

「何故それを?」

「今日の朝刊に「レジス村長を殺害した変態金髪バンダナと
長耳青髪少女ソーサリーグローブの調査を装って逃亡中」
って書いてありましたわよ。」

「ちょっとクロード!バレバレじゃないのよ!!」

「僕に言うなよ!!」

「このことは黙っておいてさしあげますから、私にちょっと付き合って
くれませんこと?」

セリーヌさんはそう言うが、すでに朝刊に書いてあるなら今更黙ってお
くもなにも無い気がする。それより僕はこんなのと知り合いだと思われた
く無いので、早くこの場から去りたい。

「ええ、わかったわ。」

 待てレナ。わかったわじゃねえ!
レナの頭の中にはクワガタでも住んでるんじゃないのか。頭悪すぎだよ。

「それじゃ決まりですわね。」

決まりですじゃないっちゅーの!

「なんですか?ティッシュ配りでもやればいいんですか?」

「違いますわよ。クロスの洞窟まで行ってお宝を物色しにいきますので、
それに付き合ってほしいのですわ。」

そして僕達はクロス洞窟へ行くことになった。
この頭の悪い二人を連れて。






つづくさ

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